錦の繁華街を歩くと、ひときわ目を引く派手な看板が目につく。そこが今回紹介する、こだわりワインと馬料理が楽しめる「ウマナミナノネ」だ。同店は、昨年11月末にオープンしたばかりのさくら肉(馬肉)専門店だ。名古屋ではあまり見かけない、さくら肉専門店をオープンさせた理由は「何か新しいものを発掘して、本来の食という形を楽しんでもらいたい」からだそう。近年起こった食の問題以降、生肉の販売に規制がかかり、今ではさくら肉が唯一生で口にできる肉となってしまった。「“食”というものは、色んなものを食べて楽しみ、喜んでもらうこと。そして、それを店側の私達が提供しなくてはいけない」と語る店長。1つのトラブルが原因で生肉に規制がかかり、なかなか生肉を口にすることができなくなった今だからこそ、あえて唯一生で提供できる貴重なさくら肉でチャレンジしたい。そんな強い思いがあり同店は今回のオープンに至った。オープン前は、関東の馬肉専門店をいくつもまわり、さくら鍋、焼肉、生肉料理など見て、食べて、研究に研究を重ね、現在のメニューに落とし込んだという。さくら肉は臭みもなく、焼いても、生でも美味しい。さらに料理の種類も豊富だから、味わい方も様々。そんな豊富な料理法があるさくら肉料理でおススメしたいのは、さくらテールの柔らか煮込み(M/800円、L/1000円)だ。素材自体の味が楽しめるよう、味付けは塩のみ。そして、10時間かけてじっくり煮込み、とろけるような柔らかさに仕上げている。テール煮込みはどこでも味わえるが、さくら肉の煮込みは同店のみだから是非味わって欲しい。また、特選馬肉の2色スープしゃぶしゃぶ鍋(1人前1,800円)もおススメ。こちらはテール煮込みのスープをベースに、あっさり味の白湯、ご当地名古屋の赤みそを使った辛口スープの赤と、2種が同時に味わえる鍋。他にも、さくら肉極みの炙りハラミ(1,200円)、さくらベーコン(750円)、さくらウィンナーのグリル(650円)、さくらメンチカツ(650円)とオススメしたいものばかりだ。これだけ専門的にさくら肉料理が味わえるのは、名古屋では同店のみ。さくら肉を味わったことがない客も、思った以上に食べやすく、美味しさくら肉に驚くそう。さくら肉を食べるならココ!と、同店が仕掛けた食の形で今後どうさくら肉ファンを増やしていくのか、見守り続けたい。
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2013.03.25