錦の繁華街の一角にひときわ目を引くカニのネオンが現れた。2011年5月にオープンした「wine & kani bar びすとろ旬蔵」だ。同店の母体はカニで有名なあの甲羅グループ。これまでになかった「カニとワイン」という組み合わせで若い世代の人たちにも気軽にカニを味わってもらえたらとオープンした。 店内に一歩足を踏み入れるとポロシャツとデニムのショートパンツというユニホームで元気いっぱいの女性スタッフが出迎えてくれる。3フロアで展開している店舗の1階はテラス席もある開放感たっぷりのスペース、2階はしっとりとした大人の空間、3階は週末には最大50名で利用可能なパーティスペースとなっている。 まず料理のメインは何と言ってもカニ。「甲羅本店」で出されるカニと全く同じカニなので味は保証付き。お通しでカニの蒸し焼きが出されるので、度肝を抜かれる客も多いのだとか。カニを大量に扱う甲羅グループだからこそ出せる一品だ。店長一番のオススメメニューはバター風味豊かなズワイガニのステーキ(3本で1280円、1本ずつ追加も可能)。お手頃価格で上質なカニをぜひ楽しんでもらいたい。またカニ以外にもバーニャカウダ(1100円)、スペアリブ塩煮込み(780円)、毎月メニューが変わる毎月のオススメなど料理のバリエーションは豊富だ。 カニに合うお酒として同店ではワインをメインに提供している。グラスワインは100円から、ボトルは1000円からとかなりリーズナブル。1800円、2800円、3800円の3つの価格帯から選べるワインの銘柄も豊富。ワイン初心者から大のワイン好きまで幅広く楽しむことができる。カニとワインの相性の良さは食べてみないと分からない。自身の舌で確かめてもらいたい。もちろんビールやソフトドリンクの種類も豊富。メニューにないドリンクでもOKとのことだ。 また同店は錦エリアに珍しく50名ほどまでのパーティルームも完備。モニターや音響の設備も整っているので二次会や送別会などにピッタリ。パーティ料理はもちろんカニ付きのコース料理に飲み放題がついて3980円。甲羅グループで経験を積んだ料理長自慢の内容となっている。 今後はもっともっとワイン好きが集える場にしたいと熱く語る店長。カニとワインというこれまでになかった食文化が錦の街でどう受け入れられていくのか注目し続けたい。
(取材=中村京子)
店舗データ
店名 | びすとろ旬蔵 |
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住所 | 名古屋市中区錦2-12-16 |
アクセス | 伏見駅から徒歩5分、栄駅から徒歩5分 |
電話 | 052-222-1147 |
営業時間 | ランチ 11:30~14:00 ディナー 月~土 17:00~2:00(L.O.1:00) 、日・祝 17:00~23:30(L.O.22:30) |
定休日 | なし |
坪数客数 | 38坪(3フロア)、164席 |
客単価 | ランチ 800円、ディナー 3000円 |
運営会社 | 株式会社 甲羅 |