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車道駅から徒歩7分の閑静なエリアに、メス牛のとろける食感にこだわった焼肉店「龍音（りおん）」が2011年12月にオープンした。   オーナーは、大手ホテルや有名フランス料理店での経験を持つ実力者。良いモノを見て、食べてきたからこそ感じる飲食業界の難しさから、自分が食べて納得するものだけを出したいと、黒毛和牛のメス牛にこだわった焼肉店をオープンさせた。   同店がこだわるメス牛の特徴はなんと言っても“とろけるような食感”だ！メス牛はオス牛に比べ油脂の溶ける温度「融点」が低く、この融点が口当たりに大きく影響し、メス牛の特徴である“とろけるような食感”を生み出すのだという。また、メス牛は肉のキメが細かく旨味が濃いのも特徴で、業界では「肉に力がある」と言われている。そんな力のある肉は、メス牛にこだわった農家から、毎月しっかり自分の目で肉質を確認し一番いいモノを仕入れている。そして「少しでも新鮮な黒毛和牛をお客様に」と、冷凍物は一切使わず素材にはとことんこだわっている。   オススメは割り下で味付けされた肉を温玉で食べる焼きすき（1,260円）や、タンやカルビ、龍音ロース・カルビ・ハラミが楽しめる5種盛り（2,625円）だ。どちらもとろけるメス牛の食感が楽しめ、同店自慢の肉を十分に味わうことができる。ランチタイムには、名古屋風にアレンジした龍音ローストビーフのひつまぶし（800円）や3日かけてじっくりと野菜・お肉・牛すじを煮込んだ龍音特製カレー（800円）など、お手頃に楽しめるメニューも用意されている。また、美味しい肉を味わった食後には是非、なめらかプリン（420円）もおススメしたい。このプリンもとろけるような食感が楽しめ、食後のデザートとして人気を集めているそう。   今回あえて閑静なエリアにオープンしたのは、自宅に招かれているように、落ち着いて食事を楽しんでもらいたいからだそう。「これまでに培った丁寧なサービスと、メス牛のとろける食感で来店されるお客様にとにかく満足して帰ってもらいたい」と意気込むオーナー。車道という閑静なエリアをどう活気づけていくのか同店の今後をしっかり見守り続けたい。

（取材＝東）

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