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　大須の仁王門通りの中心に新しいラーメン店「梦麺88（MU-MEN PA-PA-）」がオープンした。黒地に大きな白い「88」の文字がまぶしい外観の中に入ると、カウンター席が並んでいる。カウンター席の前にはまるで寿司屋を思わせるような大きなショーケースが目に飛び込んでくる。ショーケースにはラーメンのスープや具などに使われている食材が並べられている。　同店は流行りのラーメン店とは一線を引き「もう一度本当においしい、安心安全なラーメンを」との思いでメニューを開発した。まずラーメンに使われている素材は国産100％。北海道産の利尻昆布、熊本産の飛魚（あご）、純系名古屋コーチンなどそうそうたる素材で動物魚介系スープを作り上げた。また麺についても素材にこだわり、北海道や九州から取り寄せた粉に焙煎ふすまを練り込んで仕上げた。　これらの食材は目の前のショーケースに並んでいたり、カウンター背面の壁面に使用されている食材が書かれたプレートも並んでいる。同店の「安心安全」を目でもお客さんに感じてもらいたいという思いから見せているのだそう。　らーめん（780円）、魚介塩系らーめん（780円）、味噌ラーメン（800円）など定番のラーメンも揃っているが一番のオススメはまぜつけ麺（850円）だ。同店の麺はつけ麺にしては細めの中太麺を使用。女性や年配のお客さんにも食べやすいようにとの配慮からだ。その細めの麺に合うように仕上げたつけ汁は濃い目。一口すするとスープのうまみと麺のもっちりした相性が抜群なことに驚き、どんどん食べることができる。　今後は現在もメニューで出している塩系のラーメンをメインで打ち出した店舗の構想もあるのだとか。同店が大須の地でどう受け入れられ発展していくのか注目し続けたい。

（取材＝中村京子）

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