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　大須の仁王門通りを進むとビルの2Ｆにピンクのバクが目立つ巨大看板が見えてくる。2011年8月にオープンしたテイクアウトのカフェレストラン「MU-LAND CAFE（ムーランドカフェ）」だ。階段を上がるとイタリアン調で女性にとって居心地のいい空間となっている。若者が集まりやすいよう清潔感あふれる店内だ。　今回テイクアウト専門店をオープンするにあたり、テイクアウト激戦区の大須で他店にない品揃えで勝負に出た同店。コンセプトはずばり「健康志向」だ。多国籍でバリエーション豊かなメニューの中で一番のオススメは「チャイナスティック（280円～）」だ。本場中国では「油条」と呼ばれている軽食として親しまれている点心の一種。発酵食品なので揚げ物であるにも関わらず胃に優しい。同店では中国から点心高級技師を招き作っている。セットの豆乳ドリンクに浸して食べたり、アイスクリームを合わせるなどして点心をお手軽スイーツにアレンジした品だ。表面がパリパリしているが中はふっくらとした独特の食感を楽しんでもらいたい。　また米粉100％でできたワッフルの「コメッフル（120円）」や青唐辛子がピリッときいた食べだすと止まらない「イカプリッキーヌー（150円）」などすべてゼロから開発されたオリジナルメニューばかり。一度同店に訪れるとあまりの種類とバリエーションの多さに驚き、また来たくなってしまうだろう。　スイーツを中心としたカフェなので訪れる客は女子高生や地元の奥様方が中心。食べ歩き用に持ち帰ったり、店内でゆったりおしゃべりと一緒に楽しむなど好きなスタイルで楽しむことができる。　今後は季節に合わせたチャイナスティックのバリエーションや新メニューの開発もどんどんしていく予定とのこと。MU-LAND CAFEが大須の地でどう受け入れられていくのか今後の展開から目が離せない。

（取材＝中村京子）

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