2011年5月23日にオープンしたばかりの同店は、とうふ料理で人気の高い「豆家茶寮Blossa」や「豆家genge」、「豆家のりのり」など5店舗を運営している豆家グループの新店だ。これまでは様々な商業施設や飲食店で賑わう名古屋の繁華街「栄」を中心に出店してきたが、名古屋を訪れた出張中のビジネスパーソン達にも気軽に足を運んでもらえるように名駅での初出店となった。 店の特徴は「店名」、「店の造り」、そして豆家グループ初となる「鶏料理」の3つが挙げられる。まず店名について。「豆家別邸 鶏とおとうふ 福福(ふくぶく)」といかにもお店に行く前から幸せになりそうなネーミングだが、これはまさにお店を知って予約する段階や料理を味わう前から幸せな気持ちになってほしいという願いからこの名になったのだという。また「別邸」とついているが、居酒屋系の飲食店をビジネスシーンで利用できる店は少なく、同店はそんなビジネスパーソンにも「食事を楽しみながら大事な話ができる特別な場所を作りたかった」というオーナーの思いから「別邸」と付けられた。 次に2つ目の特徴である店の造り。別邸との名の通り店は古民家を改装した大人の隠れ家を思わせる一軒家。1階にはカウンター6席と6名個室が2室。2階は全席完全個室で4名・6名個室が各4室。全席個室だからビジネスシーンでの利用でも話が外に漏れる心配もなく安心して会話と食事を楽しめる空間になっている。また、店舗の内装は和の趣を感じる空間で個室から眺めることのできる庭の景色も心地よく食事を楽しめるように配慮されている。 最後に3つ目の「鶏料理」。ここでは他の豆家グループでは味わうことのできない「鶏料理」を味わうことができる。新店をオープンするにあたって名古屋と結びつきの深い「鶏」をメインの食材として選び、これらの鶏は全て国産限定で仕入れている。また鶏へのこだわりはこれだけでない。仕入れた鶏は調理法に合わせてどの鶏のどの部位を使うかまでこだわり最も合う部位を最も美味しい状態で提供してくれる。ここにくればその時期に一番美味しい「鶏料理」が味わえるというのだ。そんな「鶏料理」の看板メニューは味噌・塩・醤油・薬膳チゲの4種から選べるとりすき(2,840円~)だ。どの味を選んでも味のしみ込んだふっくらした鶏が味わえる。さらにここでは他店名物である豆乳豚しゃぶしゃぶではなく鶏の旨味と豆のコクを一度に味わえるヘルシーな豆乳ふくぶく鍋(2,800円)が味わえるのも特徴だ。鶏のつくねと野菜のボリュームが満点で女性に人気の鍋でもある。この他、注文が入ってから炊き上げられる土鍋焚き鯛めし(1,780円)や最優良豆「フクユタカ」を使用して作られる汲み上げどうふ(580円)など単品から会席まで豊富なメニューが揃っている。こんな鶏料理はランチタイムでも味わうことができる。平日限定の日替わり御膳はサラダ、小鉢、赤だし、香の物がついて880円。この他、たっぷり野菜のおとうふ丼(900円)やとりかつ御膳(950円)、豪華なとりひつまぶし(1,800円)などメニューの幅も広く、特に日替わりメニューは毎日食べにくるリピーターも多いという。 まだまだオープンして間もないが着実に名駅という新天地を活気づけている同店。これからも地元名古屋人だけではなく名古屋を訪れたビジネスパーソン達にとっても特別な場所として注目を集めて欲しいものだ。
(取材=藤川)
店舗データ
店名 | 豆家 別邸 鶏とおとうふ 福福 |
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住所 | 名古屋市中村区名駅南1-19-23 |
アクセス | 地下鉄東山線・名鉄名古屋本線名鉄名古屋駅6番出口より徒歩3分、 JR名古屋駅桜通口より徒歩6分 |
電話 | 052-533-0311 |
営業時間 | ランチ 11:30~15:00(L.O.14:30) 、ディナー 17:00~23:00(L.O.22:00) |
定休日 | 日曜日 |
坪数客数 | 60坪・66席(4名個室6室、6名個室6室、カウンター6席) |
客単価 | 5,500円(通常平均)、5,000円(宴会平均)、1,000円(ランチ平均) |
運営会社 | 有限会社genge |
関連リンク | HP |