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名駅西エリア、通称「駅西」に株式会社じんまるが11月9日「豚コック」をオープン!


名古屋の玄関口である名古屋駅。大規模な再開発計画が発表される東側と、昔の雰囲気を今なお感じることができる西側では表情が違う。 東側はミッドランドスクエアやスパイラルタワー、ルーセントタワーなど多くの高層ビルが立ち並ぶのに対し、西側は一本裏に入れば、昔ながらの商店が多く残っており、名古屋の下町を感じることができる面白いエリアだ。 最近では、そんな下町の雰囲気はそのままに、飲食店が立ち並ぶエリアとして注目を集めている駅西に新しくオープンしたのが株式会社じんまる(代表取締役 石丸敦雄氏)が手がける「豚コック」。   豚料理を中心とする同店のおススメは、オーダー率90%以上の白湯豚ねぎしゃぶしゃぶ(一人前1180円)。豚骨からダシをとった白湯スープは、まろやかな味わいのオリジナル醤油で味付けされているため、一般的な鰹ダシのスープより濃厚な味わいになっている。主役のみかわ豚はクセが無く、さっぱりしているのが特徴。オープンの際、九州の黒豚などの起用も考えたが、出張で訪れるサラリーマンなどの客層を考え、愛知産にこだわったという。 しゃぶしゃぶの〆に是非、味わってもらいたいのがラーメン。オリジナルのちぢれ麺が白湯スープと絡み、満腹でもこれだけは別腹という客が多いのも頷ける。 しゃぶしゃぶの他にも串揚げやおでんも楽しめ、串揚げはレバカツ、ガリを豚で巻いたガリ豚が人気。おでんもダシが染み込み一本158円からとリーズナブルなため、ちょい飲みにも最適だ。 また、〆メニューにある食べるラー油のチャンタマ飯(715円)も人気。ラー油とチャンジャで卵かけされたご飯に韓国海苔が添えられた、美味しくないハズの無い逸品。   同店は1階~3階まで、それぞれのフロアの雰囲気が違うのも注目したいところ。 1階は立ち飲みスペースもあるカジュアルな雰囲気だが、2階へ上がれば掘りごたつ席で宴会にも使えそうなゆったりした空間となっており、3階は落ち着いた雰囲気のテーブル席。隠れ家的なテラス席も用意されている。 一人でしっぽり飲みたい、会社の仲間とゆっくり飲みたい、彼や彼女と静かに飲みたい…どんなシーンにも対応できるつくりが面白い。 漬け物問屋だったビルを低コストでここまで変化させられるのは、株式会社じんまるの強みとも言えるだろう。   今後の展開を専務取締役 仁科裕一氏に聞くと「名古屋であれば、大通りでは無く裏路地などの面白いエリアへ出店していきたい。東京での展開も僕たちが得意とする分野で勝負したい」とのこと。 名古屋駅周辺には、今回紹介したような駅西など大きく開発されていないエリアも多く、最近ではそういった土地に人を呼び込み、人の流れを変えるべく飲食店の存在は欠かせないものとなっているように見える。 豚コックに関しても、誰もが通るだろう大通りではなく、「裏路地をなんとなく歩いていて見つけた」という、出会うのが難しい店。だからこそ、料理、価格、サービスどの点においても客の満足度に応える自信と努力が必要だろう。 今後もここ名古屋駅周辺の一隅を照らす店として期待したい。 

(取材=伏屋みか子)

店舗データ

店名 豚コック
住所 愛知県名古屋市中村区椿町11-16
アクセス 名古屋駅太閤通口徒歩5分
電話 052-453-5444
営業時間 17:30~翌4:00(ラストオーダー翌3:30)
定休日 無休
坪数客数 各フロア15坪・35席
客単価 3500円
運営会社 株式会社じんまる
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