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全面に大きく窓取りされた開放的な作りが特徴の「あさり家わっしょい」。店に入ると、スタッフの威勢の良い「いらっしゃいませ！」の声と笑顔に出迎えられる。入った瞬間の印象は、客・スタッフの「笑顔」である。   今年の4月、日進の駅構内に店を構えた同店は、通常の居酒屋の“薄暗くて閉鎖的な”イメージとは全く異なる、“明るく開放的”なイメージが特徴的だ。「よく分からないけどつい行きたくなる“居酒屋界のディズニーランド”を目指しています」と語るのは店長の細淵氏。食を通じて地元の人を元気にしたいという思いが、同店立ち上げの大きな動機になっているという。   開放的な雰囲気を作るため、前述したように窓を大きく取り、客の目からは街の風景がよく見えるように、町からは店の活気が伝わるように設計。店内はオープンキッチンにして、客とスタッフの双方が互いに顔を見られるように作ったのがポイントだという。「飲食店とはいえ、人との繋がりですからね」と語る細淵氏。   “居酒屋界のディズニーランド”と語るように、アミューズメント性を加えたメニューが並ぶ。すくった分だけ食べられる「大あさりのすくいどり」（1039円）、いけすから取ったばかりの「えびの踊り食い」（399円）、大人5?6人で食べられる迫力の「たこの丸茹で」（3360円）など、楽しいメニューが満載だ。   意外に飲食店の少ない日進駅周辺。静かな街の一角から漏れる明るい光と楽しそうな嬌声につられ、元気をもらいたいときについつい足を運びたくなる。駅構内という好立地に位置する同店。街の顔として広く市民に受け入れられる日も遠くなさそうだ。

（取材＝佐藤 江美）

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