京野菜やコラーゲン料理が楽しめる「やまとなでしこ」や、創作活豚料理を堪能できる「黄金の豚」をはじめ、様々な業態の居酒屋を経営する株式会社ウンズ(名古屋市名東区、代表:高橋 努氏)が、新たな境地へ一歩歩きはじめた。 同社が10店舗目として今年3月にオープンしたのは、「ハバネロ居酒屋 BOKUN」。その名の通りハバネロを使った激辛料理がメインとなり、今までの和風テイストな居酒屋とは一線を画している。 看板メニューである「地獄の3丁目チャーハン」(964円)は、ハバネロの他にギネスで“世界一辛い”と認定されたプリッキーニを使った激辛料理。辛いだけではなく、魚介のダシを使った繊細な味が魅力である。他にも、テキーラorオレンジジュースの「ロシアンルーレット」(一杯200円)など、大勢で楽しめるように工夫されたメニューが並ぶ。 これから迎える夏シーズンを前に、メニューの改訂やランチメニューの増設と、客足を伸ばす作戦を練っているという。東京や大阪では珍しくないが、名古屋では意外に少ない「辛いもの専門店」。名古屋でのベースを作り、今後の2号店3号店へと繋げていきたいと店長の高梨氏。濃い味好みの名古屋人の舌にどう受け入れられていくかに注目だ。
(取材=佐藤 江美)