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飛騨高山

麦芽100%、天然水仕込み! 酵母が生きている“飛騨高山麦酒”

日本やアジア、そして世界の数々のビア・コンペティションで受賞経歴のある飛騨高山麦酒。東海地区を代表する地ビール「飛騨高山麦酒」を美味しさの秘密や愛される理由について、代表の安土氏に語ってもらった。


 

まず始めに、飛騨高山麦酒を作ろうと思ったきっかけについて教えてください。

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もともとは酪農大学を卒業後の1971年、地元高山に戻って酪農を始めました。当時はホルスタイン(牛の品種)の飼育から始め、徐々に品種を変えていき今では和牛の飼育、販売をしています。そして、酪農が落ち着いてきた頃の1996年から、地元高山の麦酒を作ろうと思って始めたんです。それまでやっていた農業は自分で値段が決められません。だから、自分で値が決められる商品を作る仕事もいいかと思って麦酒を作ることを始めました。それに、麦酒を作る際に出る「ビール粕」は牛のエサにもなるんです。麦酒を造りながら出た粕を捨てるのももったいないし、これまでの牛の飼育と合わせて麦酒を造るという、循環型経営が実現したんです。とても合理的ですよね!?こんな感じで麦酒造りをスタートし今に至っています。

 

始めてからの苦労や失敗談はありますか?

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麦酒造りはスリランカ人のビールマイスターパドマさんに教えてもらいながら、この土地に合うビール造りを始めました。マイスターというのは、ビールで言う専門職で世界中のビールを造ることができます。そのマイスターの彼と一緒にスタートさせ、彼とは7年ほど一緒に仕事をしました。造っていく中での失敗は比較的なかったですが、いざ自分が造った麦酒を出した時に人がどう評価するのかが心配で、それが始めはプレッシャーでした。もちろん、人が何と言おうと美味しいモノと自信を持ってやってきましたが、いざ世に出すとなると、プレッシャーはやはりありますよね。そんなプレッシャーもあって、自分が造った麦酒がどんな評価かを知ろうと、様々なコンテストに参加するようになりました。それからはどんな評価なのか楽しみになりましたよ。

 

具体的にどんなコンテストに参加してどんな賞を獲ったのですか?

最近のコンテストで言うと、ビア・コンペティション ジャパンアジアビアカップ2010のライトエール部門で、飛騨高山麦酒ダークエールがGOLD MEDALを受賞しました。このコンペティションは、日本及び、アジアで販売されるビールを対象とした、日本地ビール協会が主となる、アジアでもっとも権威のあるビール審査会です。このコンペティションでは、2007年、2008年にも受賞しており、ここで受賞できれば、世界のコンテストで認められたビールとも言える程、重要な審査会なんです。以前は、ニューヨークのワールドビアカップに参加して2位を受賞したこともあります。

 

飛騨高山麦酒の特徴は?

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私達が造っている高山麦酒は、上面発酵(温度が高い)のものになります。ビールの種類は大きく、ドイツ系、イギリス系、ベルギー系と3つに分けられ、日本人にはラガータイプが好まれており、大手ビールメーカーが出しているビールはこの手のものが多く出回っています。そんな中、私達の造る飛騨高山麦酒の特徴は、それらのビールとは違って、イギリス系のエールに分類され、地下180mよりくみ上げた天然水で造っています。そんな天然水が酵母を働かせ美味しいさを引き立て、酵母が生きた麦酒です。味の特徴は、豊かな風味と芳醇な味わいで、コクがあるのに、さっぱりとした喉ごしです。飛騨高山麦酒は、麦100%の天然水仕込みで酵母が生きているビールと言えます。

 

どんな方に飛騨高山麦酒は愛飲されていますか?

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実際、一般的に大手が売られているビールと違い安価ではありません。また、賞味期限があるビールなので、なかなか酒屋さんでも置いてくれる店も多くありません。ですが、昔から味を気に入って置いてくれているお店は長年に渡って購入してくれています。ブームだけで終わらず、しっかり商品の魅力を感じてもらっている方に愛飲されています。

 

最後に、今後の展望についてどうお考えですか?

後継者の問題で先のことはまだ分かりませんが、10年先を目途に世代交代をして、麦酒だけでなくウィスキーも造れたらなんて思っています。全部できたら面白いですよね。今まで同様、牛の飼育、麦酒造りをきちんとできればと思っています。

 

 

 

 

【企業データ】

有限会社 農業法人 飛騨高山麦酒

住所/〒506-0808岐阜県高山市松本町999

TEL/0577-35-0365

業務内容/飛騨高山麦酒の、製造・卸・販売、及びそれらに伴う一切の付帯業務

 

 

 

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