10月7日、JR三河安城駅北口を降りてスグ!絶好の場所にオープンした「安城にこにこ餃子」。鍋王子・餃子太郎と名付けられたキャラクターが描かれた大きな看板にズラリと並ぶ提灯は、否が応でも目に入る強烈なインパクトを放っている。 店へ入ると「素敵なお客様ご来店です」のかけ声に、スタッフ全員が「よっ!おかえりなさい」と元気に出迎えてくれる。コンセプトでもある「元気」はスタッフ対応のみならず、提供される料理にも反映されており、羽根つき餃子と博多モツ鍋が看板メニュー。 パリッと焼き上げられたひとくち餃子(7個305円)は、羽根にもほんのり味付けされており、そのままでも美味しい。餃子のバリエーションの多さも注目したいところ。通常の7倍サイズのジャンボ餃子(2個410円)を筆頭に、沖縄産の島唐辛子を使用した島唐辛子餃子(6個410円)、明太マヨ餃子(6個410円)など多数。これからの季節におすすめなのが土鍋でグツグツと煮込まれた炊き餃子(5個609円)。焼き餃子とは違うプリプリ食感が楽しめる。 国産牛ホルモンを使用した博多もつ鍋(1029円)は味噌ベースだが、一度食べたらヤミツキになる秘密が隠されている。奥三河の名酒「空」の酒粕がブレンドされており、旨みと甘みを感じる深い味わいが特徴だ。何度も試行錯誤し完成したというその味は、もつ鍋のイメージを一新させるほど上品に仕上がっている。 鍋の〆に人気なのが客の目の前で料理される、黒ごまそば(368円)。大量の黒ごまとスープが絡み、濃厚でコクのあるガツン系!後を引くこってり味だ。 名古屋駅から電車で30分という三河安城駅に位置する同店では、会社帰りのサラリーマンやファミリーが多く訪れるという。ファーストドリンクには、手書きのメッセージカードが添えられるなど、地域の客に対するきめ細かなサービスもファンを獲得している一つと言えるだろう。また、ファミリーに向けて0歳からもらえるキッズカードは、その日からアイスがサービスされ、小学校を卒業するまで有効。 会社仲間との一杯にも、家族サービスの夕食としても使える店づくりになっている。 有限会社アイズ代表取締役 岩瀬充昇氏は、三河エリアで鉄板酒房「あっちっち」を3店舗、焼き肉ホルモン「豊田ホルモン」を経営する若き精鋭の一人。今後も地域に根付き、安さだけでない食の魅力を提供していきたいと語る。また、従業員に対しても独立を支援し、三河エリアを盛り上げていける仲間を育てていきたいとのこと。岩瀬氏の食と人に対する情熱が人を温めファンをつくり、エリアの活性化一役買っている、まさに元気を発信する店と言えるだろう。
(取材=伏屋みかこ)
店舗データ
店名 | 安城にこにこ餃子 |
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住所 | 安城市三河安城町2-1-1 ミカワ安城ヒルズ1 |
アクセス | JR三河安城駅北口徒歩30秒 |
電話 | 0566-76-3669 |
営業時間 | 17:00~00:00、金・土17:00~01:00 |
定休日 | 第一日曜日 |
坪数客数 | 55席 |
客単価 | ¥2500 |
運営会社 | 有限会社アイズ |
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