飲食店・レストランの“トレンド”を配信するフードビジネスニュースサイト「フードスタジアム東海」

特集

「飲食店経営者に聞きたい!ツイッター、どう使ってます?」 世界の山ちゃん 山本社長 突撃・取材!

名古屋の食文化を日本全国へ海外へと発信する「世界の山ちゃん」は、顧客への情報発信はどのように行っているのか?同店を経営する「エスワイフード」社長である山本氏に話を聞くと、ツイッターの可能性に興味津々だとか。自身も2010年3月からツイッターを始め、目標は一万人のフォロワー獲得と語る。今回も、3万人以上のフォロワーを持つツイッターの伝道師、Well-Wisher.Comの薫田氏を交え、ツイッターについて語り合った。


 世界の山ちゃん 株式会社 エスワイフード 山本社長

 NEXT ホームページ制作会社 株式会社 Well-Wisher.Com 薫田取締役

 フードスタジアム東海 編集長


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

sp02_1.jpg

 今回の特集は「突撃・取材!ツイッター、どう使ってます?」ということで、幻の手羽先で有名な「世界の山ちゃん」山本社長にツイッターを始めた経緯や、どのように活用されているのかを含めた体験談をお伺いできればと思っております。

前回の特集時に協力頂いた薫田取締役と一緒に、三者会議というかたちでざっくばらんにお話頂ければと思います。よろしくお願いします。

 よろしくお願いします。でも僕も、そんなに使いこなしてるわけじゃないですよ。お話できることあるかなぁ…(笑)。

 山本社長は2010年の2月、3月頃からツイッターを始められたんですよね。僕も今年の2月に出席していたツイッターセミナーでご一緒になって、そこからフォローさせて頂いたのが始まりです。今もツイッターでゆるーく繋がってますよね(笑)。

 そうですね。実は知人にツイッターを進められてセミナーに参加して、面白そうだなぁと思って始めたんです。今でも使い方は試行錯誤ですよ(笑)。

山ちゃんの社長という立場でやりはじめたので、あまりプライベート感たっぷりのツイートもできませんし、かといって宣伝宣伝みたいになるのも嫌なので、今でもどんなことを書いていいのか迷ってます(笑)。

 セミナーがきっかけだったんですね。今はエスワイフードさんでは何名くらいの方がツイッターをされているのですか?

 幹部全員と、店長連中とで10人くらいがツイッターをやり始めてますね。やはり、人によってマメな人もいれば全然更新しない人もいて、頻度はまちまちです。幹部連中の間では「もっと上手いツイッターの使い方があるんじゃないか」なんて声も出てますけど、まだ店単位での使い方には決まりごとがないので、今のところは個人のスタンスで進めてもらっている感じです。「ツイッター割引をしたい」なんていう店長も出てますけど、ちょっと待ってもらっています。

 なるほど。多くの方がツイッターに触れているんですね。

では、次から基本的なことをお二人にお聞きしたいと思います。

一日、何ツイート(つぶやき)くらいされてますか?

 僕は一日4〜5回くらいでしょうか。朝と手の空いた日中、あとは夜ですかね。まぁ、家に帰るとだいたい酔っぱらっていますので、日にもよりますが(笑)。

 僕は一日一回のときもあれば、10数回ツイートしているときもあるので、回数はバラバラです。でも、そんなに多い方ではないと思います。

sp02_3.jpg

 ちなみに、ツイートは、PC・携帯・スマートフォン、どれからされることが多いですか?

 PCが多いですね。

 僕もPCが多いです。返信するときはほぼPCかな。次に携帯。例えば渋滞情報や出先での出来事等、何かあったり伝えたいことがあれば、携帯からツイートします。

 ツイッターをどのように活用されているのですか?

 意見収集という面で使っています。DM(ダイレクトメッセージ)でのやりとりもありますが、内容としてはお店への意見や出店についてが多いですね。最近では、関西に出店して欲しいなんて意見をよく聞きます。

お店へのご意見に関しては、各店長にフィードバックしたりと参考にさせて頂いています。

 僕も情報収集の面で使ってますね。みなさんのツイートから最新の出来事を知ったりもするんですよ。情報がホントに早いんですよね。ニュースサイト見るより効率がいいですよ。あとは、コミュニケーション。かしこまらず聞きたいことを聞いたりしています。生のご意見を頂けたりするのでとても勉強になります。

 基本になるのはやっぱり「山ちゃんを知って欲しい」という思いですが、異業種交流で知り合った人たち、という感覚ですね。まずは知り合って、フォローしたりされたりということで、名刺交換をしたような感覚になってもらえたらいいと思っています。すべてのツイートを見られるわけではないので、時間帯が合う人や情報を発信している人など、縁のあった人たちと深く知り合えたらいいなと思っています。フォローしてくれる人が多くないと影響力が出ないので、まずは面白い情報をこちらから発信して、フォロワーさん(ファンになってくれる方・支持してくれる方)の数が増えてもらえる様に試行錯誤しています。今は1900人ちょっとですが、目標は一万人。

 ツイ割などの特典はお考えですか?

 今はまだしていません。もう少し様子を見てからですね。今の段階では、コミュニケーションをもっととれるようにと考えています。まだ今は、フォロワーさんがどうすれば楽しんで増えてもらえるのか、という段階ですね。

 お二人がツイートで気をつけていることがあれば教えてください。

 表現方法には気を遣っています。誤解を招かないツイートになるように、とは思っています。ツイッターは140文字以内で表現しないといけないので、どうしても自分の意図しない伝わり方をすることもあるんです。最初の頃は特にですが、テレもありましたし、書き直しもたくさんしましたよ(笑)。

 僕も表現には気をつけてますね。面白い出来事だなぁと思ってツイートするのですが、そういう見方もあるのか?と思うことも多々あります。

例えばこないだあったことなんですが、ツイートに写真が貼られてまして、子どもが短冊に「お父さんから悪い女の人がいなくなりますように」と書いていたんですね。単純に「面白いツイートですね」と返信したら、「面白くなく可哀想な話です」という返信が帰って来たんです。それを見て、確かに軽々しく書きすぎたかな…と少し反省しました。「確かにそういう考え方もありますね。可哀想なのですが、くすっと笑えてしまうツイートです」と微修正しました。

ツイッターの場合リアルタイム性が重要なので、ここで考え込んでしまってツイートを控えると意味がなくなってしまいます。

僕もまだまだ勉強中です(笑)。

sp02_2.jpg

 私のツイッターは食べ歩きの写真中心ですが、人の写真は情報発信していいかを聞いてからツイートしますね。やはり責任を持って発信しないと。

 そうですね。ただ、やはり指摘を受けると堪えたりもしますね。

 確かにそうですね。ただ、そういう意見はWebを介するサービスの場合、必ずあり得ますからね。それを前提に考えて参加はしてますね。

 みなさん顔文字って使われますか?

 そうですねぇ。したいと思ってはいるのですが、シラフだとやはり抵抗がある(笑)。人のツイートで面白い顔文字があれば、参考にしたりしてますよ。

あとは「~なう」(※注1)を最初に使ったときは、結構恥ずかしかったですね(笑)。勇気いりました。

 僕もです。「―なう」に関しては、何回も書いては消したりしてますね(笑)。特にあえてあまり人の見ていなさそうな深夜にツイートしたりしましたよ。

 私もそうだったなぁ(笑)

(※注1)「~なう」は「~している」進行形のときに使う言葉。

「ランチなう」や「ビールなう」など。

リアルタイムの情報発信するツイッターならではの表現。

 ちなみに、すべてのツイートに対して返信されているのですか?

 フォロー返しのお礼や、挨拶等の一斉返信に対する返答はあまりしていませんが、基本的にはするようにしています。

 僕もできる限りはするようにしてます。ツイッターはゆるいコミュニケーションなので、必ずしなくてはならないという強制力は他のWebサービスに比べて少ないです。ただ、興味がないと返信されないと思いますので、やはりできる限り答えるようにはしてますね。コミュニケーションツールなのに情報発信だけであれば、ツイッターじゃなくてホームページからの情報発信でもいいですし。そのサービスの特性に合わせた使い方をしたいところですよね。

先日も自分の誕生日に悩ましいことが起きたのですが、その話はまた機会があればしたいと思います。

 他のWebサービスにもあり得るのですが、お二人はツイッターの投稿が義務感にはなられてないですか?

 義務感にはなってないですね。ストレスにならないようにしてますから。

 僕もですね。バタバタしている際は、あえてツイッターから離れてみます。永く続けるコツは、ストレスなく楽しみながらすることだと思いますので。

 では、最後の質問です。こういうツイート、こういうユーザーが好きというのがあれば、教えて下さい。

 そうですね。情報収集できるツイートをされている方がいいですね。飲食業会の方や、本をよく読まれる方、写真を撮られている方は見ていて楽しいです。あとは、お寺が好きなので、そういうツイートは楽しく拝見してます。

 僕も自分の得意分野の情報を発信されているユーザーの方は、楽しんで拝見しています。同業の方も然りですし、全く異なる業界の方のツイートも参考にさせて頂いています。

ツイッターは情報収集、伝播力という点については他にないリアルタイム性があり、忙しくても濃縮情報として効率良く見ることができるので、とても助かります。

 飲食店さんの場合、色々とアプローチする手法も多そうですね。

取り組み方や「~なう」の話など、自分だけかとおもっていましたが、みんな同じなんですね(笑)。

今日は山本社長、薫田取締役、お忙しい中お時間頂きましてありがとうございました。これからもお二人のツイートを楽しみに拝見させて頂きます。またツイッターでゆるく繋がっていきましょう(笑)。

特集一覧トップへ


飲食施設の分煙環境整備補助金の取り組み
Copyright © 2014 FOOD STADIUM TOKAI INC. All Rights Reserved.